スーパーの残高は、雇用主が払い込んだファンドの側にあり、そのファンドが送ってきた会員番号でたどり着けます。そこで見える残高が全部かどうかを決めるのは、仕事をいくつしたかです。雇用主のたびに、もうひとつ口座が開かれているからです。
そもそもなぜ残高を確認する必要があるのか?
スーパーが、オーストラリアで稼ぐお金の中で唯一、あなたの銀行口座に一度も現れないものだからです。給与に上乗せしてファンドに直接、しかも給与ごとではなく四半期ごとに払われるので、日々の入出金を見ていても足りていないことは分かりません。
未払いのスーパーが長く気づかれない理由もこれです。賃金を少なく払う雇用主は入金額が目に見えて違うので2週間で発覚しますが、スーパーを一度も払わない雇用主は誰にも気づかれずにシーズンを丸ごと過ごせます。それが分かるのはたいてい帰国のタイミング、最も追いかけにくいときです。
拠出はいつ現れるのが正しいのか?
給料日のあとではなく、四半期の期限のあとです。雇用主は四半期ごとに払えばよいので、働いてからファンドで見えるまで最大3か月あるのは正常です。スーパーが消えたと誤解される最も多い理由です。
4つの期限は、7月から9月の四半期が10月28日、10月から12月が1月28日、1月から3月が4月28日、4月から6月が7月28日です。お金はその前後数日でファンドへ着地するのが普通です。期限から1、2週間経ってもその四半期が空のままなら、そこではじめて差は本物になり、給与明細の行とファンドの明細を突き合わせる価値が出ます。
どのファンドにいるか分からない場合はどうするのか?
ほぼ確実にどこかにあり、名前が書かれている場所は3つです。給与明細にはファンド名と、多くの場合は会員番号が載っていて、これが最短の経路です。メールにはそのファンドからの案内が届いているはずです。そしてATOは、あなたのTFNに対して拠出を受けたことのあるすべてのファンドの記録を持っています。
仕事をいくつもした人に重要なのは最後のひとつで、忘れている口座まで見せてくれる唯一の情報源です。行き着くのはホスピタリティ、小売、建設に紐づいた大手のインダストリーファンドが多く、仕事を移り続けた1年は、意図的な判断をひとつもしないまま3つか4つの口座を生みます。
- 給与明細に印字されたスーパーファンド名と会員番号
- 口座が開かれたときに届いた案内のメール
- ATOの記録。TFNに対して残高を保有するすべてのファンドが載っています
- 未請求としてATOへ移された古いスーパー。それも今なおあなたのものです
口座が複数あるとなぜお金がかかるのか?
それぞれが独自の管理手数料を、しばしば保険料も、仕事の合間に増えていない残高から差し引くからです。4つの小さな口座が半年動かないままなら、同じお金をひとつの口座に置いた場合より手数料の合計は大きくなり、バックパッカーの規模の残高では失う割合が無視できません。
統合が正しい手かはタイミング次第です。まだ滞在して働くなら、口座をまとめることで重複した手数料が止まります。数週間で出国するなら、どのみちすべてDASPで請求するので、先に統合すると請求を遅らせることがあります。常に間違っているのは、忘れたままの口座を放置することです。スーパーが未請求としてATOへ移り、静かに置き去りにされる道筋です。
DASPを請求する前に確認すべきことは何か?
すべての口座を見つけたことと、最後の四半期が実際に払われたことです。DASPの請求はその口座を閉じるので、請求後に届いた拠出は別途追いかけることになります。そして帰国する人にとって、まだ未払いである可能性が最も高いのが最後の四半期です。
タイミングが分岐点です。5月に仕事を終えて6月に帰るなら、4月から6月分の拠出の期限は7月28日まで来ないので、すぐ請求することは、雇用主が払う義務を負う前に請求することになります。期限のあとまで待つほうがたいてい多く回収できますが、支払いにかかる65%の源泉徴収と、提出後の承認に28日程度かかることと合わせて考える必要があります。
画面の数字は本当に合計なのか?
ひとつのファンドの残高を見るのは簡単ですが、それがスーパーの全部かは別の問題です。画面の数字が本当の合計か、一部にすぎないかは次の点で決まります。
- 雇用主が何社あったか。それぞれが別の口座を開いた可能性があります
- 各仕事でファンドを指定したか、既定のまま入れられたか
- 確認しているのがどの四半期か。期限は仕事から最大4か月後です
- TFNが各ファンドに届いていたか。届く前の拠出は紐づいていないことがあります
- 既定の保険が残高から引かれていないか。短い滞在では請求されない保障です
- いつ出国するか。最後の四半期の期限との関係で請求の時期が決まります
すべての残高を把握してからDASPの請求に進みます。オーストラリアにいるうちに確認しておくと、帰国後に書類を集める作業が楽になります。その年度の税金はスーパーとは別枠で、ワーホリのタックスリターンで精算し、おおよその金額は還付金の試算で確認できます。
