グロス(Gross Pay)は税引き前に稼いだ額、ネット(Net Pay)は銀行口座に届く額です。TFNが登録されたワーキングホリデービザなら、その二つの間にあるのはグロスの約15%です。スーパーアニュエーションはこの差の一部ではありません。賃金から引かれるのではなく、上に乗せてファンドに支払われます。
給与明細の数字はそれぞれ何を意味するのか?
オーストラリアの給与明細は四つの数字を分けて表示します。二つを取り違えることが、未払いでないのに未払いだと結論する原因です。グロスは時間×レートに割増、ローディング、手当を足したもの。源泉徴収税額は雇用主があなたの名前でATOに送る額。ネットはグロスから源泉徴収を引いたものです。
- グロス:何かが引かれる前の総収入
- 源泉徴収税額:あなたの名前でATOに送られるPAYG
- ネット:グロスから源泉徴収を引いた、あなたに振り込まれる額
- スーパー:別の行として、雇用主がファンドに支払うもの
登録されたワーキングホリデーメーカー雇用主のもとでグロス1,000ドルの賃金なら、15%の150ドルが源泉徴収され、850ドルが口座に入り、12%の120ドルのスーパーがファンドに行きます。スーパーはその850ドルには現れません。
なぜスーパーは控除ではないのか?
スーパーアニュエーションは賃金の上に乗る雇用主のコストで、賃金の一部を切り取ったものではないからです。通常の所定収入に対して12%で計算され、あなたの名前のファンドに支払われます。雇用主が払うことを覚えていようといまいと、グロスは同じです。到着したばかりの人が給与明細を読み違える最も多いパターンです。
給与明細でスーパーがグロスから差し引かれているなら、表示の癖ではありません。給与計算の誤りか、賃金にスーパーが含まれるものとして扱う雇用主かのどちらかで、どちらも受け取るべき額を変えます。対処はスーパーが支払われていない場合にあります。
タックスリターンが使うのはどちらの数字か?
タックスリターンも所得明細も、ネットではなく必ずグロスを使います。ATOは年間のグロス収入に対して納税額を計算し、そこからすでに源泉徴収された税額を差し引きます。どちらの方向であれその差があなたの還付か納税です。ネットは計算のどこにも現れません。
銀行アプリで1年を追いかけていた人がここで戸惑います。口座に届いた数字はATOが使う数字のおよそ85%なので、その1年は銀行の側から見るといつも小さく見えます。
グロスのうちどれだけ手元に残るかを決めるのは何か?
グロスとネットの差を決めるのは自分の1年に関する三つの事実で、どれも固定されていません。最大のものが源泉徴収レートです。登録済みのワーキングホリデーメーカー雇用主のもとでTFNが登録されていれば15%、TFNがなければ45%、雇用主がワーホリ雇用主として登録していなければ外国人居住者レート。同じグロスでも、まったく違うネットになります。
- 初日からTFNが登録されていたかどうか。宣言書が処理される前の45%の週は、ずっと薄いネットとして現れ、その超過分は給与計算ではなく申告時に戻ってきます
- 雇用主がワーキングホリデーメーカーを雇うためにATOに登録しているかどうか。未登録の雇用主は1ドル目から15%より高い外国人居住者レートで源泉徴収します
- 割増、ローディング、手当がそもそも支払われたかどうか。 25%のローディングを静かに省いたカジュアルのレートは、源泉徴収の話に入る前にグロスを下げてしまい、その損失は還付では戻りません
グロスの数字が正しいかどうかはどう確認するのか?
グロスを一から組み立て直す作業は5分ほどで終わり、シフトを覚えているうちに雇用主ごとに一度やっておく価値があります。
- 所定時間×時給
- 週末、夜間、祝日のシフトの割増賃金
- 制服、工具、移動などの手当
- 正しいレートでの残業分
- 合計を給与明細のグロスの行と比べる
数字が合わない場合、原因はたいてい意図的な搾取ではなく、アワード上の職分がひとつ低く設定されていることです。書面で給与担当に提起する価値があり、雇用主が素早く直すのもこのパターンです。
どこから先は給与明細の問題ではなくなるのか?
その差が、計算ではなくあなたの税務上の位置づけによって生じた瞬間からです。45%での引かれすぎ、未登録の雇用主、受給資格のない人に課されたメディケア税、そして誤って答えた居住性の項目。どれも年度中のネットを小さくし、申告で戻るかどうかが決まります。
給与明細は引かれた額を示しますが、それが引かれるべきだったかについては何も言いません。自分の1年にどれが当てはまったのかを突き止めることがタックスリターンの目的であり、同じグロスの二人が数千ドル違う着地になる理由です。
