インカムステートメント(所得明細)は、ある雇用主が1会計年度にあなたにいくら払い、いくら源泉徴収したかのデジタルの記録です。Single Touch Payrollのもとで、紙のPAYGペイメントサマリーに取って代わりました。雇用主が給与システムを通して提出するもので、Tax readyと表示されるまでは確定ではありません。
インカムステートメントはどこから来るのか?
年度末に誰かが記入する書類ではなく、雇用主の給与ソフトから来ます。Single Touch Payrollのもとでは、給与計算のたびに総支給額、源泉徴収税、スーパーアニュエーションがオーストラリア税務署(ATO)へ報告されており、インカムステートメントはその報告の累計です。
その記録は前の雇用主ではなくATOのシステムに属しています。メールに返事をしなくなったミルデュラの農園も、あなたの賃金はすでに報告しており、その数字は相手を通さずに取り寄せられます。
いつから使えるようになるのか?
年度は6月30日に終わり、雇用主は7月14日ごろから確定作業を始め、多くは7月31日までに終えます。確定するまで、明細は年度累計の数字を表示しますが、完全であるとはまだ宣言されておらず、確定すると状態がTax readyに変わります。
Tax readyでない明細に対して提出することは、誤った査定とあとからの修正を招く最も確実な方法です。数字はまだ変わりうるので、変われば申告はATOの保有する内容と一致しなくなります。
確認すべき3つの数字は何か?
総支給額、源泉徴収税、その横に表示されるスーパーです。この3つが、あなたの1年が本来どおりに課税されたかどうかを教えてくれます。
- 総支給額。給与明細から自分で積み上げた合計と比べます。差があれば、給与期間が抜けているか、賃金が少なく払われています
- 源泉徴収税。総支給額で割ります。登録された雇用主のもとのワーキングホリデーメーカーなら15%前後が正しい値です。それより明らかに大きければ、TFNが登録されていなかった期間があるか、雇用主が登録していなかったということです
- スーパー。拠出は四半期ごとなので、7月の時点で少なく見える数字は、単にまだ払われていないだけということもあります
雇用主が抜けている場合はどうするのか?
雇用主の抜けは最も多い不備で、原因は3つあり、それぞれ対応が違います。まだ確定していないだけなら、待てば解決します。誤った氏名や生年月日で報告されている場合、記録は存在するのにあなたに紐づいていません。賃金をまったく報告していない場合が、現金払いのケースです。
いずれにしても、あなたが稼いだ収入は課税対象であり、明細があろうとなかろうと申告に含まれます。記録が提出されていない期間の組み立て方は現金払いのタックスリターンで扱っています。
数字が間違っている場合はどうするのか?
明細の誤りは、給与明細に合わせて申告を調整するのではなく、雇用主が訂正します。よくあるのは、合わない総額、誤った居住区分を反映した源泉徴収の数字、給与システムの入れ替え後に重複した給与期間です。
雇用主が対応する場合、訂正は給与サイクルの1、2回のうちに行われるのが普通です。対応しない場合、裏づけのある見積もりで提出し、報告が直ったあとに修正できます。修正には2年の期間があります。うまくいかないのは、ATOが保有していない数字を黙って使うことで、それが申告を手動の確認に回す不一致になります。
申告がどれだけ完全になるかを決めるのは何か?
その年のすべての雇用主が特定されたかどうかです。ワーキングホリデーの1年は、2つの州にまたがる3社、4社、5社になることが普通で、2つの会計年度にまたがることもよくあります。人が忘れるのはほぼ必ず短いほうです。2月の3週間のパッキング、2週間の販促の仕事、派遣で入った1シフト。
そのすべてを勘定に入れずに提出することが最も多い誤りで、両方向に働きます。源泉徴収の重かった忘れられた雇用主は、請求しなかった還付です。申告しなかった収入のある忘れられた雇用主は、あとからの修正と利息です。当社がタックスリターンを作成するとき、先に完全な一覧をATOのシステムから取り寄せるのは、移動し続けた1年について記憶が当てにならないからです。
自分で残しておくべきものは何か?
給与明細、賃金の入金が分かる銀行明細、賃率について書面で残っているものです。インカムステートメントは何が報告されたかを教えます。報告された内容が本来支払われるべき額かどうかを教えるのは、あなた自身の記録だけです。
この区別が最も効くのは、ファーム仕事とホスピタリティです。報告された数字が、賃金の未払いの記録として完全に正確なことがありうるからです。申告は報告された数字で作成しますが、その差は知っておく価値があります。Fair Workを通した回収は、別の、しかも無料の手続きです。
明細の1枚が自分の申告に何を意味するのか?
次の点が、いつ提出できるかと、その年の還付がいくらになるかを決めます。
- すべての雇用主の明細がTax readyになっているか。1社でも未確定なら提出は早すぎます
- 総支給額が自分の集計と一致するか。差があれば抜けか未払いです
- 源泉徴収税を総支給で割ると何%か。15%を大きく超えていればそこに還付があります
- 雇用主が何社あるか。短い仕事ほど忘れられます
- 明細のない現金の仕事があるか。それも申告に含まれます
- スーパーの数字が四半期の期限を過ぎても空でないか
すべての明細をそろえてからワーホリのタックスリターンを組み立てます。おおよその金額は還付金の試算で確認できます。
